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2022.5.12

グローバル人材会社のPlus WがAOTS寄附講座事業に採択され、 パキスタン国立科学技術大学へ講座提供することが決定

当社において即戦力で活躍できるパキスタン高度IT人材を採用獲得するため、5月より寄附講座を開講

グローバル人材紹介・派遣や国内の副業人材活躍支援等を行うPlus W(東京都渋谷区、代表取締役社長 櫻井 稚子)は、一般財団法人海外産業人材育成協会(AOTS)が行う寄附講座事業に採択され、パキスタントップ大学である国立科学技術大学(NUST)へ今後、講座提供を行うことが決まりましたのでここにお知らせします。

当社の事業加速に向け、
パキスタン高度IT人材の活躍機会を

グローバル人材会社として2020年に創業したPlus Wは、現在、国内外において人材事業及び周辺事業を多様な形で展開していますが、少子高齢化に伴う働き手の不足は大きな社会課題であり、当社事業へのニーズの高まりを実感しています。

パキスタンは年間約2万人のエンジニアを輩出するIT教育先進国で、世界的に見て人口も多く、また中央年齢が20代前半と今後さらなる成長が期待できる国です。さらに公用語が英語ということもあり、パキスタン国内のみならず、グローバルに活躍できる人材を多く有する注目国でもあります。

Plus Wはすでにパキスタンとの連携が進んでおり、先日、両国大使館の協力も得て、パキスタン国立科学技術大学(以下、NUSTという)の学内に「日パ人材交流センター」設立に向けたMOAを締結しました。来る5月にはセンターが設立され、日本で就職意欲のある学生たちに向けた情報提供や多様な活動が具体的にスタートいたします。

このような背景及び取り組みが認められ、この度AOTSが実施する寄附講座事業に採択されました。今後は講座開講を通じて即戦力となる高度IT人材の採用・育成に取り組み、Plus Wで活躍できる人材の輩出や採用獲得に注力していきたいと考えています。またNUST就職課のトップであるアルーバ・ギラーニさんも、卒業後のキャリアとしてPlus Wへの入社という選択肢が増えることを非常に前向きに捉え、本取り組みに期待を寄せてくれています。

寄附講座の概要

AI・データサイエンス・IoTを中心とした高度技術分野に関する内容(いずれも全10回を予定)

  • AI開発講座:画像認識を利用し機械学習を用いたWebサービス作成を学ぶ講座
  • AI活用講座:デジタル変革の過程を計画する方法や各過程の課題を、機械学習を用いて解決する方法を学ぶ講座
  • 実践データサイエンス講座:演習をこなしながらデータサイエンススキルを学べる講座
  • IoT講座:IoTの全体像や具体的な技術・マネジメント方法を学べる講座

上記講座において日本のマーケットやDXの現状、キャリアデザイン構築のワークショップも実施予定にしております。

パキスタン国立科学技術大学は1991年に創立され、首都イスラマバードにメインキャンパスを構える男女共学の大学です。現在、約18,000名の学生が在籍しており、テクノロジー分野における専門性の高い学部・学科が多数あり、高度IT人材を数多く輩出するパキスタン国内でもトップクラスの大学です。

国立科学技術大学(NUST)
https://nust.edu.pk/
大学名:National University of Sciences and Technology
学長:Engr Javed Mahmood Bukhari
所在地:Sector H-12, Islamabad, Pakistan

採択にあたって、AOTS担当者様よりPlus Wへ寄せられたコメント

Plus W社様が掲げるビジョンは、AOTSの「人材育成を通じ、『共に生き、共に成長する』世界の実現を図る」というミッションとも共鳴するものがあります。また日本社会全体として高度IT人材不足が課題となっている昨今、日本政府が策定した科学技術戦略や産業技術ビジョンでは、デジタル社会の実現に不可欠なAIやデータサイエンス、IoTに焦点が当てられ、その開発・構築を担う人材育成の重要性が指摘されており、Plus W社様の寄附講座はこれら日本政府の政策の方向性とも合致しています。

加えて、パキスタン開発経済研究所(PIDE)のレポートによると、パキスタンにおいては15~29才の学位取得者の失業率が31%と非常に高く、若年層の雇用が大きな課題となっています。本講座を通した人材育成が、パキスタン若年層の雇用創出及び両国の社会課題解決の一助となることを期待しております。

寄附講座開講を中心的に進めていくPlus W海外事業部マネージャー 林のコメント

経済産業省の発表によると、2030年には国内で約79万人ものIT人材が不足するといわれており、世界を舞台にした人材獲得競争がますます熾烈化しています。英語ネイティブのIT人材が30万人以上活躍しているパキスタンはポストインドと呼ばれており、世界の一流企業がすでに人材獲得に動きはじめています。この波に乗り遅れないためには、今すぐ現地に拠点をつくり、現地の若手有望人材と接点を持つことが非常に大切です。欧米に比べて日本の認知度は高いとは言えず、最先端のIT技術はもちろん、中長期的に日本の魅力や文化を伝え、日本で働く価値を高める必要がございます。まずは、2022年度の寄附講座を通して、15名のエンジニア採用の実現を目指し、その後2025年までに累計100名の採用実現を目指します。

Plus W株式会社 海外事業部マネージャー 兼
日パ人材交流センター・センター長
林 完伍(Kango Hayashi)

海外事業部のマネージャーとしてパキスタンIT人材の採用をリードし、国内企業への受入並びにフォローアップを担当する。パキスタン国内トップ大学とされるパキスタン国立科学技術大学(NUST)において、日パ人材交流センター長を務める。日本企業と現地学生を繋ぐ役割を担い、日本のIT人材不足解消という課題解決に向けて尽力していく。

本件に関するお問い合わせ・取材のお申し込み
Plus W株式会社 広報担当 小野 茜(Akane Ono)
080-4325-6363
akane.ono@plusw.co.jp

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